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1-2:栄養不良とその結果のキーワード

[2] 栄養不良の影響[consequences of malnutrition]

 栄養不良の原因は食事摂取量の減少や消化吸収障害、代謝異常などによる。必要な栄養が供給されないため重要臓器に栄養が届かず、機能低下が起こり臨床的にマイナスの変化をもたらす。 PEMの最も顕著な変化である。飢餓状態が続くと筋肉が消耗し、脂肪が消費されると体重減少が進行する。筋力低下が起こると疲れやすくなり、術後の早期離床も遅れ回復に時間がかかることになる。体組織の変化は筋肉・臓器(lean body mass:LBM)と脂肪組織が減少し、細胞外液が増加する。細胞外液の増加は浮腫をまねく。短期間の急激な体重減少は危険な状態になりやすいので注意を要する。
② 呼吸器・循環器障害
 肋間筋や横隔膜筋の減少は呼吸筋力を低下させ、ガス交換や気道分泌液の排出に影響を及ぼす。これにより肺気腫や無気肺になりやすくなり呼吸障害を来しやすい。また人工呼吸器からの離脱が遷延する。
 心筋や心拍出量は減少する。心電図では洞性徐脈、低電位を示す。
③ 消化管への影響
 飢餓状態で食物が消化管を通過しない状態が続くと、消化管粘膜の萎縮が起こる。絨毛の大きさ、数が減少し、消化・吸収障害を来し、免疫能の低下に影響を及ぼす。
創傷治癒遅延
 栄養不良は創傷治癒に悪影響を及ぼす。低アルブミン血症は線維芽細胞やコラーゲン合成に関係しており、創傷治癒を遅延させるが同時に起こる浮腫もマイナスに働く。アルブミン以外に亜鉛マグネシウムも低下し、創傷治癒を遅らせる要因となる。ビタミンCもコラーゲン合成に必要で、低下は悪影響をもたらす。
⑤ 免疫能の低下
 栄養不良患者では遅延型皮内反応で陰性が多く、リンパ球数も減少し、免疫能の低下がみられる。低栄養では動物実験で細胞性免疫のIgAも低下し死亡率が高い。皮膚や消化管粘膜のバリアも弱く細菌の感染リスクは増加し、バクテリアル・トランスロケーションとよばれる血中への細菌感染のリスクもある。
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