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第11章高齢者の栄養管理

11-1:高齢者の栄養管理

■概論

 加齢に伴い,身体的,精神的,かつ環境適応などの能力が減退する.加えて高齢者は,味覚変化,歯の喪失,咀嚼力や唾液量の減少,咀嚼・嚥下機能の低下,消化酵素活性の低下などの生理的変化により摂食量の減少や消化・吸収能力の低下が起こり,低栄養になりやすい(高齢者の栄養障害).低栄養は,痩せ,エネルギー・タンパク質欠乏症,サルコペニア,鉄欠乏性貧血,骨粗鬆症などの欠乏症を発症しやすく,フレイルのリスクにもなる.特に,高齢者のサルコペニアとフレイルは,介護予防と健康寿命の観点から注目されている.サルコペニアが骨格筋量の低下を主症状にするのに対して,フレイルとは,筋肉の機能低下だけではなく,精神的かつ社会的な機能低下も含まれる.両者の対策に共通していることは栄養状態の改善であり,その目的は内在的な心身機能を高めることと,自立できる食生活が可能になる食環境の創造である.特に長期療養病棟や在宅では,限られた心身の機能のなかで,疾病や障害の有無に限らず,元気で前向きに生活できるような環境整備が必要になる.高齢者に対する適正な栄養管理は,本人のみならず,家族,同居人さらに家庭をとりまく地域の人々の状況,加えて,家庭,地域の特徴を把握したうえで進める必要がある.具体的には,関係者への知識や技術の教育,研修,さらに疾病や介護の程度,健康障害のリスク,生活習慣,薬物などを考慮した総合的な栄養管理を,多職種連携によって進めることが重要になる.

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