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1-2:栄養不良とその結果のキーワード

[3] 栄養不良と合併症・死亡率[complication and morbidity of malnutrition]

 栄養不良の患者は重症になりやすく死亡率と密接な関係がある。特に外科手術では合併症や死亡率が高くなる報告は多い。
 Meguidの報告では大腸がん手術患者で、栄養不良群の合併症発生率は52%、死亡率は12%であったが、栄養良好群ではそれぞれ31%、6%と低下していた(参考文献1-2-2)。同様の腹部手術で、栄養不良群と良好群の合併症と死亡率の比較したところ合併症72% vs 29%、死亡率23% vs 4% であり、栄養不良で呼吸機能が悪く、肺炎にかかりやすいと報告されている(参考文献1-2-3)。また消化性潰瘍患者の術後で通常体重の20%以下の体重減少では28名のうち1名の死亡に対し20%以上の体重減少では18名中6名と高い死亡率を示した。
 Buzbyは手術患者のリスクを栄養評価のパラメーターを用いてprognostic nutritional index(PNI)を設定した(参考文献1-2-4)。わが国でも同様のリスク指数が作成されている(表1)。いずれも栄養評価に用いられる検査を組合わせてリスクの指数を設定している。
 Buzbyの手術後の成績ではPNIの高い群では合併症は46%に対し低い群では33%で、死亡率は8%に対して3%と差が認められた(参考文献1-2-4)。わが国の予後判定指数も同様の結果が得られている。PNIによるリスク判定を行い、リスクが高ければ術前の栄養療法の必要性が判断できる。

Buzbyによるprognostic nutritional index(PNI
PNI=158〜16.6(ALB)〜0.78(TSF)〜0.24(TFN)〜5.8(DH)]
 ALB=アルブミン(g/dL)
 TSF=上腕三頭筋厚(mm)
 TFN=トランスフェリン(mg/dL)
 DH=遅延型皮内反応/0:無反応,1:5mm以下,2:5mm以下
PNI <40% リスク:小
PNI 40〜49% リスク:中間
PNI >50% リスク:大
佐藤のNRI(nutrition risk index)
[NRI=10.7×ALB+0.00039×TLC+0.11×Zn〜0.44×年齢]
 ALB:アルブミン(g/dL)
 TLC:総リンパ球数(/mm3
 Zn:亜鉛(μg/dL)
NRI <55 高リスク
NRI >60 低リスク
岩佐のNAI(nutritinal assessment index)
[NAI=2046×AC+PA+0.017×PPD〜53.8]
 AC:上腕周囲長(cm)
 PA:プレアルブミン(mg/dL)
 PPD:ツベルクリン皮内反応(mm2
NAI >60 良好
NAI 40〜60 中等度
NAI <40 不良

表1●栄養予後指数

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