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キーワードでわかる臨床栄養

第2章栄養素とその代謝

2-7:ビタミンB6[vitamin B6, pyridoxine]

■ビタミンB6[vitamin B6, pyridoxine]
 血清ビタミンB6基準値:3.0 ng/mL以下
 ビタミンB6活性は,ピリドキシン(PN),ピリドキサール(PL),ピリドキサミン(PM),ピリドキシン5′-リン酸(PNP),ピリドキサミン5′-リン酸(PMP),ピリドキサール5′-リン酸(PLP)の6つの化合物が保有している.動物性食品には,PLP,PMPとして含まれ,植物性食品にはPNが多く含まれている.吸収は,脱リン酸化されたPN,PL,PMとして空腸,回腸で受動輸送によって行われる.その後,門脈を経由して肝臓に運搬され,フラビン酵素によってPLPに生成され,血液中では大部分がアルブミンと結合している.その他,血液中には少量のPNも存在する.組織へは,脱リン酸化したPLおよび遊離のPNとして取り込まれ,再びリン酸化され,PLP,PNP,PMPに転換され,多くはタンパク質と結合し,肝臓,脳,腎臓,脾臓,筋肉中に存在する.ビタミンB6の生理機能としては,アミノ酸代謝,神経伝達物質の生成に関与していることがあげられる.
  ビタミンB6の欠乏症としては,口角症,舌炎,口内炎,ペラグラ様皮膚炎などがあげられる.一方,過剰なPL摂取は,感覚神経障害を起こす.

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