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7-2:中心静脈カテーテルのキーワード

[6] 中心静脈カテーテル挿入時の高度バリアプレコーション

 中心静脈カテーテルの無菌的管理の第一歩は、無菌的なカテーテルの挿入である。カテーテル挿入時の消毒薬としては、10%ポビドンヨード(イソジン®)でもよい。現在注目されているのが、高度バリアプレコーションである(図14)。高度バリアプレコーションとは、帽子、マスク、無菌ガウンを着用し、清潔手袋を装着したうえで、広い穴明き覆布を用いてカテーテルを挿入することを意味する。清潔手袋を装着し、カテーテルキットに含まれている狭い覆布を用いたカテーテル挿入(standard barrier precaution)に比して、有意にCRBSI発生頻度が低いことが報告されており、CDCガイドライン、厚生労働省のガイドラインでも推奨されている。
参考文献7-2-1
図14

図14●CVC挿入時の高度バリアプレコーション
CVCを挿入する際は、帽子、マスク、滅菌ガウンを着用し、清潔手袋、広い穴空き覆布を用いる高度バリアプレコーションを標準的に実施することが推奨されている。長期留置用のBroviacカテーテルHickmanカテーテル、ポートは手術室で高度バリアプレコーションのもとに実施されることが多いが、通常の病棟におけるCVC挿入の場合でも、高度バリアプレコーションを実施すべきである。手袋と穿刺キットについている小さな覆布で挿入する標準的バリアプレコーションよりも、CRSBI発生頻度が有意に低下することが証明されている。

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