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キーワードでわかる臨床栄養

第10章各疾患の栄養管理

10-4:目標タンパク質投与量[target amount for protein administration]

目標タンパク質投与量[target amount for protein administration]
 熱傷患者は,過大侵襲による高度のタンパク異化亢進反応によって,必要とするタンパク量が増加する.このため,目標とするタンパク質投与量は,成人では1.5~2.0 g/kg体重/日,小児では3 g/kg体重/日の投与が推奨されている(参考文献10-4-4),(参考文献10-4-5).ただし,2.2 g/kg体重/日以上を投与しても窒素出納は適正化しないため,目標エネルギー量の20~25%に調整する.また,予後や創傷治癒,窒素出納の適正化を目的とした補助栄養剤として,グルタミン,オルニチン,β-hydroxy-β~methylbutyrate(HMB)が臨床で使用されている.表4に,高タンパク含有栄養剤と補助栄養剤の特徴を示す.現在,重症熱傷に対して,経腸からグルタミン0.5 g/kg体重/日投与と非投与を比較するRCT(The RE-ENERGIZE Trial)が行われている(参考文献10-4-14).
表4

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