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    第10章各疾患の栄養管理

    10-4:目標エネルギー投与量の設定[calculating the target amount of energy requirements]

    目標エネルギー投与量の設定[calculating the target amount of energy requirements]
     近年,重症患者に対する栄養療法では,初期 1 週間はoverfeedingを避けて,エネルギー消費量よりも少なく投与するpermissive underfeedingを推奨している(参考文献10-4-10),(参考文献10-4-11).しかし,熱傷は代謝異化亢進によってREEが増加するだけでなく,長期間持続することで累積消費エネルギー量が増大する特徴がある(参考文献10-4-1).このため,underfeedingの持続は避けなければならない.ただし,熱傷面積や深達度,年齢,手術や感染症などの侵襲,人工呼吸器,鎮痛剤や鎮静剤などによってREEはダイナミックに変化するので,至適目標エネルギー量の正確な設定は困難である.このダイナミックなREEの変化は,間接熱量計によって測定可能であるため,間接熱量測定による目標エネルギー量の設定が望ましい(参考文献10-4-4),(参考文献10-4-12).しかし,高価であることや測定まで時間を要する,発熱などの侵襲や鎮静剤,人工呼吸器の設定条件,吸入酸素濃度などの影響のため,安定した正確な測定が困難なことがある.他に,CurreriやTorontoの式,Harris-Benedictの式などの推算式も用いられている(表2A).しかし,どの推算式も,日々の正確な消費エネルギー量を反映することは困難であり,過剰栄養になりやすい(表2B).よって,どの方法を用いるにせよ,経時的に目標エネルギー量を設定することが最も重要である.当施設では,初期1週間は簡易式の25~30 kcal/kg体重/日を用いる.その後は,間接熱量測定やCurreriやTorontoの式を参考にする場合や,35~40 kcal/kg体重/日の簡易式を使用している.
    表2
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