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    第10章各疾患の栄養管理

    10-16:がん治療による悪心・嘔吐[nausea/vomiting]

    がん治療による悪心・嘔吐[nausea/vomiting]
     悪心・嘔吐は食欲不振や脱水の要因となるだけではなく,がん治療の治療継続や完遂に大きく影響を与える要因となる.そのメカニズムは,化学受容器引金領域(chemoreceptor trigger zone:CTZ)の直接刺激や,迷走神経・交感神経求心路を経由して延髄外側網様体背側にある嘔吐中枢刺激,記憶や不快な感覚などの高位中枢神経系(大脳)を介する機序などが知られている.しかしながら,栄養介入による悪心・嘔吐などの消化管関連の有害事象を減少させるというエビデンスは乏しい.抗がん剤を使用する際には適切な制吐剤の使用を行うほか,それぞれの患者の症状の出現時期やパターンなどを把握してアセスメントを行い,訴えに合わせて匂いが少なくさっぱりした冷たい食材など,その時々の嗜好に合わせて食事メニューを調整することも重要である.

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