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キーワードでわかる臨床栄養

第8章経腸栄養法

8-5:Clostridioides difficile

Clostridioides difficile
 正常な腸内細菌叢の成分でグラム陽性嫌気性菌である.抗菌薬の使用により腸内で増殖し,毒素を出す.その毒素が粘膜上皮細胞を傷害し,びらん,壊死など炎症を引き起こし,分泌性の下痢をきたす.抗菌薬の投与開始後1週間前後で発症することが多い.治療は経口的バンコマイシン投与であるが,メトロニダゾール(フラジール®)もバンコマイシンと同等の効果がある.しかし本邦では保険適応になっていない.

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