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    第8章経腸栄養法

    8-4:半固形化法と液体従来法の日常ケアの相違点

    ■半固形化法と液体従来法の日常ケアの相違点
    ● 変わらない点
    ①口腔ケア:不顕性肺炎の原因になるため毎日の十分な口腔ケアが必要である.
    ②スキンケア:瘻孔部は汚れたら拭くといった基本的なスキンケアが必須である.
    ③胃瘻カテーテルの管理:カテーテル内に残渣が残らぬよう管理する.酸性に調整された食酢や水ゼリーをカテーテル内に充填することも有用である.また定期的なカテーテル交換も行う.
    ④栄養材の管理:細菌汚染防止のために栄養材は開封後8時間以内に使用し,小分けや作り置きや残ったものの再利用は行わない.
    ⑤経口摂取および咳反射の増強:言語聴覚士のもと積極的な嚥下訓練を行うことはQOL改善に有用である.制限はない.
    ⑥入浴:何も貼らずに入浴可能である.制限はない.
    ⑦運動・リハビリテーション:積極的な運動・リハビリテーションはQOL改善に有用である.制限はない.

    ● 異なる点
    ①栄養材注入量・注入速度の調節:液体従来法では,胃運動の低下による胃食道逆流および誤嚥性肺炎やスキントラブル,消化器症状の予防の観点からできるだけ緩徐に注入することが推奨されてきたが,半固形化法では栄養材により十分に胃が伸展することにより胃の運動を惹起することが目的であるため十分粘度がある栄養材を短時間で十分量注入する.
    ②注入時の体位:液体従来法では30度の仰臥位で注入し,注入後1時間程度姿勢を保持することが推奨されてきたが,半固形化法では,腹部を圧迫しない体位であれば30度の仰臥位でも90度の座位でもよい.また注入後の安静は不要であり体位の制限はない.
    ③胃蠕動運動促進薬の使用:液体従来法では,胃の適応性弛緩が得られないため胃の運動低下がみられ胃蠕動運動促進薬が使用されたが,半固形化法では不要である.
    ④胃酸分泌の制限:液体従来法では,正常な消化管ホルモンの分泌が行われないため,ときに胃酸過多になる患者が存在したが,半固形化法では栄養材の摂取に応じて正常な消化管ホルモンが分泌されるため胃酸分泌抑制薬は不要である.胃酸分泌抑制薬は空腹時に胃内のpHを酸性に保つことを阻害し胃内での細菌の繁殖を起こすため,潰瘍性病変のない患者では禁忌である.
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