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    4. 第4章 4-2:腸管上皮細胞間リンパ球(IELs)[intraepithelial lymphocytes]

    第4章栄養と免疫,および生体防御機構

    4-2:腸管上皮細胞間リンパ球(IELs)[intraepithelial lymphocytes]

    腸管上皮細胞間リンパ球(IELs)[intraepithelial lymphocytes]
     腸管上皮細胞間リンパ球(IELs)は腸管粘膜に存在するリンパ球であり大多数が成熟T細胞であることから,腸管内の異物に対する免疫防御にかかわると考えられている.T細胞の抗原受容体(TCR)はα鎖とβ鎖,またはγ鎖とδ鎖の各2本のペプチドがジスルフィド結合したヘテロ二量体である.脾臓や末梢組織に存在するT細胞の大多数はαβ型のTCR(TCRαβ)を発現しているのに対し,IELsではTCRγδを発現する細胞の割合が高い.TCRγδ細胞は,上皮細胞が病原体感染などのストレスを受けることで発現した非古典的MHC分子を認識する(図2).非古典的MHC分子とは,ペプチド抗原を提示せずに,MHC分子そのものがTCRγδ細胞のリガンドとして機能するものである.TCRγδ細胞はMHCの有無によりストレスを受けた病態性上皮細胞を識別し,パーフォリンやグランザイムなどの殺細胞因子によって排除する.またIELsはケラチノサイト増殖因子などを産生することで,上皮細胞の修復も同時に行っている.またCD8T細胞について,末梢組織ではCD8α/β細胞が多いのに対して,IELsではCD8α/α細胞が多く存在する.CD8α/β細胞はウイルス感染細胞を特異的に認識して細胞傷害活性を示すのに対して,CD8α/α細胞は腸管粘膜における炎症を抑制すると考えられている. 図2 腸管上皮細胞間リンパ球の生理的機能

    図2●腸管上皮細胞間リンパ球の生理的機能
    腸管上皮細胞間リンパ球は,上皮細胞からでた非古典的MHC 分子を,TCRγδによって認識し,ケラチノサイト増殖因子を産生することで,正常上皮細胞に修復する.またパーフォリンやグランザイムなど殺細胞因子を放出し感染細胞を排除する.

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