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    第12章在宅栄養管理

    12-1:在宅医療を支える職種の役割

    在宅医療を支える職種の役割
     外来や入院ではなく,自宅などの生活の場で,診療や治療,処置などを行うのが在宅医療である.医師や看護師,薬剤師などが,病院への通院が難しい患者の自宅または入居施設を訪問し,医療の継続や支援を行う.訪問診療も往診も在宅医療に含まれるが,訪問診療は,定期的に訪問して行う医療処置で,往診は主に急変時などに不定期に行う治療をいう.

    ① 在宅医・病院医師
     ふだんの訪問診療は近隣の診療所のかかりつけ医(在宅医)が,状態が悪化して入院治療が必要になったときは病院医師が,状態に応じて医療ケアを担当する.

    ② 看護師・保健師
     バイタルチェックなどの健康状態の確認,医師の指示に基づいた医療処置,入浴や排泄などの療養生活の支援,栄養指導,リハなどを行う.患者と家族の心のケアも行う.

    ③ 薬剤師
     医師の指示に基づく処方箋の調剤,医薬品や衛生材料の供給,薬の飲み合わせなどの薬歴管理(複数の医療機関の場合も多い),服薬指導,服薬状況と保管状況の確認などを行う.

    ④ 歯科医師・歯科衛生士
     口腔内の診察,う歯・歯周病の治療,入れ歯の製作・調整,口腔ケア,誤嚥防止の指導・訓練など,訪問により継続的な口腔機能の維持,管理を行う.

    ⑤ 管理栄養士
     医師の指示に基づき,疾患や病状,栄養状態に適した栄養食事指導を行う.介護者やヘルパーに対して直接栄養指導を行うこともできる.

    ⑥ セラピスト〔理学療法士(PT),言語聴覚士(ST),作業療法士(OT)〕
     医師の指示に基づいて,麻痺など体に不自由がある場合に,機能回復を目的として,拘縮予防や日常動作などのリハを行う.

    ⑦ 介護福祉士・ヘルパー
     家事や炊事など身の回りの生活全般のサポートや身体介護など,日常生活の支援を行う.医療的な処置を行うことはできない.

    ⑧ ケアマネジャー(介護支援専門員:CM)
     介護が必要になった場合に要介護者や家族からの相談を受け,ケアプランの作成や,介護サービス事業者との調整などを行い,在宅療養のキーマンとなる.

    ⑨ メディカルソーシャルワーカー(MSW)
     主に病院内において,福祉の視点から療養生活上の経済的・心理的・社会的問題に関して相談を受けたり,関係者との調整を図ったりする.

    ⑩ 地域包括支援センター
     主に在宅において,在宅医療や介護サービスを希望する要介護者や家族の相談窓口となって,在宅医療が可能な診療所やケアマネジャーを紹介する.

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