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10-5:栄養補助食品のキーワード

[1] 微量栄養素の投与[microelement]

 生体はタンパク質を基質とし、ビタミン、ミネラルを共同因子として化学変化を起こし、ターンオーバーをくり返す。このときに重要なことは、イーチミールパーフェクトであることである。不足しがちな栄養素の中でもビタミン、ミネラルの微量栄養素が不足しがちである。各栄養素の詳細は「3-6:微量元素3-7:ビタミン」を参照のこと
① ブイ・クレス®キャロットとブイ・クレス® ベリーズ
 1992年、我が国ではビタミンの投与が制限され、その結果、輸液投与時、ビタミンの同時投与がされず、ビタミンB1欠乏によるWernicke脳症が多発した。食事や輸液投与ではビタミンは必ずタンパク質とともに同時に摂取されなければ、体内での化学反応を正しく行うことはできない。そこで2年間の研究の後、1994年誕生したのがビタミン・ミネラル補助栄養飲料「ブイ・クレス®α」であった。1日1本投与することで入院期間は短縮され(図1)、費用対効果では2,400万円の効果を生んだ。その後、ブイ・クレス®やブイ・クレス® ベリーズ(ニュートリー社)に進化した(表1)。聖隷佐倉市民病院では毎日食事として提供されている。透析患者には粉末版の「PO-15(表2)」が毎食提供されている。山らにより、炎症抑制が報告されている(図2、3)。

投与量:1本/日
投与方法経腸栄養剤においても必ずしも微量栄養素がパーフェクトではない。そこでフラッシュ時に加える。特に褥瘡患者に対しては必ず使用したい。
図1

図1●ブイ・クレス®α投与による入院期間の短縮
毎日、朝食に「ブイ・クレス®α」125mLを摂取。投与前6カ月間(1993年6〜12月)と投与後(’94年6月〜12月)を比較。n=450。
(金谷、1994)

エネルギー
80kcal
炭水化物
21.2g
タンパク質
1.0g
ナトリウム
30mg
脂質
0.1g
 
 
ミネラル
カリウム(K)
90mg
マグネシウム(Mg)
3.0mg
カルシウム(Ca)
70mg
リン
30mg
ビタミン
β-カロテン
6.6 mg
ナイアシン
15 mg
レチナール当量
550μg
葉酸
800μg
ビタミンB1
3.0 mg
ビタミンD3
5.5μg
ビタミンB2
3.0 mg
ビタミンE
20 mg
ビタミンB6
5.0 mg
ビオチン
3.0 mg
ビタミンB12
10μg
パントテン酸
10 mg
ビタミンC
500 mg
 
 
微量元素
(Fe)
5.0mg
(Cu)
0.01 mg
亜鉛(Zn)
12 mg
セレン(Se)
50μg
その他
ガラクトオリゴ糖
2g
コエンザイムQ10
15 mg
水分
110g
 

表1●ブイ・クレス® キャロット1パック(125mL)あたりの成分組成

エネルギー
36 kcal
タンパク質
1.0 g
水溶性植物繊維
4.4 g
オリゴ糖
5.0 g
カルシウム(Ca)
176 mg
(Fe)
10 mg
カリウム(K)
27 mg
葉酸
1mg
リン(P)
9mg
ナトリウム(P)
72 mg
マグネシウム(Mg)
100mg
タウリン
1,000mg
ビタミン類
ビタミンA 2,000 IU ビタミンB1 5mg
ビタミンD 50 IU ビタミンB25mg
ナイアシン 20 mg ビタミンB6
10 mg
ビタミンB125μg

表2●低リン低カリウム 栄養補助食品 “PO-15” 1包あたりの成分組成
食事での安易なカリウム制限は微量栄養素の低下を招くため、排泄の考慮・腸内細菌叢の改善などの対策を講じるとともに、PO-15のような栄養補助剤で抗酸化物質・微量栄養素を補給する必要がある。

図2

図2●通院透析患者への低P低K総合ビタミン飲料PO-15の長期投与による総コレステロールレベル低減効果
(クリックで拡大します)
通院透析患者に対し、「栄養補助飲料PO-15」を粉末状で食事として提供。 は投与群、 は対照群である。投与群では非投与群(対照群)に比べ血清総コレステロールは低下傾向を示した
(山、其田、金谷、日本病態栄養学会、2002)

図3

図3●通院透析患者への低P低K総合ビタミン飲料PO-15の長期投与とCRP(C反応性タンパク、炎症性因子)リスクの低減効果
(クリックで拡大します)
透析患者に低P低K総合ビタミン飲料PO-15を1年間投与したところ、性・年齢±10歳をマッチングしたコントロール群と比較して相対リスク(R.R)は51%減少した〔95%CI(0.12〜2.13)〕(ロジスティック回帰分析)
(山、其田、金谷、日本病態栄養学会、2002)

② 微量栄養素補助飲料「ブイ・クレス® ベリーズ」
 カリウムリン、エネルギーなどの制限などを対象として開発された。さわやかな味がアスリート達にも好評である(図4)。
図4

図4●ブイ・クレス® ベリーズ

③ ブイ・クレス® ゼリー(カップタイプ)
 嚥下障害者用に開発され、嚥下食ピラミッドの最もシビアーなL0で用いることができる(図5)。
図5

図5●ブイ・クレス® ゼリー(カップタイプ)

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