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    第10章各疾患の栄養管理

    10-17:肥満パラドックス[obesity paradox]

    ■肥満パラドックス[obesity paradox]
     肥満パラドックスとは,BMIが高いほど予後がよいという現象のことである.本来,肥満は生活習慣病,認知症,死亡などの明らかなリスク因子であり,若年~中年者であれば減量が望ましい.しかし高齢者の場合,肥満パラドックスを認める可能性がある.また,心不全(急性,慢性),冠動脈疾患,脳卒中,集中治療領域,慢性閉塞性肺疾患(急性増悪,安定期),慢性腎臓病,人工透析患者などで,BMIが高いほうが生命予後がよいという肥満パラドックスが報告されている.リハ栄養的にも,急性期病院の急性心不全(参考文献10-17-10)や,回復期リハ病院の脳卒中(参考文献10-17-11)で,BMIが高いほうがADLの自立度が高いことが報告されている.そのため,入院リハを要する高齢者では,BMIが25以上でも減量は不要なことが多いと思われる.ただし,肥満が腰痛や膝関節痛による歩行障害の原因となっていて,減量で疼痛や歩行能力の改善を期待できる場合には,減量すべきである.その際,1日エネルギー必要量=1日エネルギー消費量-1日200~750 kcalとするが,タンパク質は制限せずに,レジスタンストレーニングと持久性トレーニングを併用することが重要である.
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