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キーワードでわかる臨床栄養

第1章栄養障害と栄養療法

1-4:身体活動[physical activity]

身体活動[physical activity]
 骨格筋が減少すると身体活動能力が低下する.骨格筋が減少する原因(表1)は,高齢者ではサルコペニアが多い.サルコペニアは栄養不足と身体活動の低下による運動不足が原因ともいえる.サルコペニア身体活動の低下は表裏一体であり,活動の低下がまたサルコペニアを悪化させるという悪循環になる.他に骨格筋減少の原因となる病気がなければ,栄養療法と運動療法・筋力トレーニングで,サルコペニアを予防することで身体活動も維持向上することができる.身体機能は歩行速度で評価される.
  表1骨格筋減少
 身体活動の低下で筋肉を使わないことによる骨格筋減少も廃用性萎縮の一因と考えられる.不要な安静は廃用による骨格筋減少を助長する(参考文献1-4-1).
 廃用性萎縮は老化の寝たきりなどで筋肉を使わないこと以外にも,脊椎損傷や脳卒中による麻痺や長期のギプス固定が原因で生じる.廃用性筋萎縮は原因が明確で少数であることが多く比較的短期間で萎縮する.一方でサルコペニアは運動や食事などの生活習慣や遺伝的因子など,加齢に伴う多くの要因で慢性的に進行して,ゆっくりと筋力や持久力が低下する.

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