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第4章栄養と免疫,および生体防御機構

4-1:補体[complement]

補体[complement]
 補体は30種類の血清および細胞膜タンパクから構成されており,抗体の働きを補助することでエフェクター活性の起点の1つとなる.基本的な働きとして細胞膜を傷害する作用と,炎症部位に貪食細胞をよび寄せ,病原体の破壊を促進する作用がある.
 このような補体の活性化経路には古典的経路,第2経路,レクチン経路の3つがある(図2).抗体のエフェクター活性を媒介する古典的経路では6つの成分(C1q,C1r,C1s,C4,C2,C3)が,また抗体とは独立してC3が自己増殖的活性化により病原体表面に結合する第2経路では3つの成分(C3,B,D)がカスケード反応をつくる.レクチン経路では,病原体に結合したマンノース結合性レクチンがC1代替分子群の働きで活性化する.いずれの経路で活性化が起こった場合でも,補体成分C3の分解を経由してカスケード反応が進行する.C3bは貪食細胞の貪食を助けるオプソニン化を行う.カスケード反応がC3からC5に達した後に,C6,C7,C8,C9の活性化反応が加わる.その結果,C5b,C6~C9が重合してつくられる膜障害複合体(membrane attack complex:MAC)が細胞膜に結合して穴をあけ細菌の破壊(免疫溶血)を行う.
図2

図2●補体の活性化反応
補体の活性化経路には,古典的経路,レクチン経路,第2経路がある.異物の侵入などにより1つの成分がa,b に分解され,さらに次の成分を活性化するようなカスケード反応が起こる.

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