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    第10章各疾患の栄養管理

    10-3: 幽門後チューブ留置法[postpyloric tube placement]

    幽門後チューブ留置法[postpyloric tube placement]
     重症患者では蠕動不良のために栄養投与量が増やせないことも少なくない.早期経腸栄養の実現を最優先とするのであれば,経胃投与の方が明らかに早く開始できるが,その一方で肺炎や誤嚥の発生率は高くなるため,胃残留量のチェックなどモニタリングを十分に行う必要がある.どのガイドラインにおいても,重症患者に対するルーチンでの幽門後投与は推奨されておらず,誤嚥のリスクが高い症例,蠕動薬を使用しても胃残留量が多いような症例に選択することを推奨している(参考文献10-3-3),(参考文献10-3-4).一方,重症病態では胃蠕動が低下していても空腸以遠の蠕動は保たれていることもある.外傷においては,高位後腹膜血腫があるような症例,幽門から十二指腸下行脚の領域に損傷または操作を加えた症例,ギャッジアップができない症例で経胃投与での管理に難渋することが多く,そのような場合は,最初からTreitz靱帯以降での経腸投与を検討することも考慮される.幽門後にチューブ留置する方法としては,上部消化管内視鏡,透視検査,ブラインド,聴診,超音波や磁石,特殊なチューブを用いる方法などがあるが,いずれの方法で留置するにしても,経胃投与と比較すると時間や技術・経験を要し,経腸栄養開始までの時間が遅くなる.最近は,スタイレット先端に配置したコイルが発する磁気の位置を追跡することで幽門後チューブ留置を可能とするデバイスも販売されている(図2). 図2

    図2●幽門後チューブ留置法
    ・CORTRAK®2(アバノス・メディカル・ジャパン・インク)を用いた幽門後チューブ留置法
    ・スタイレット(赤矢印)の先端の位置をレシーバー(黒矢印)が認識し,3次元的に現在の位置を確認できる.CTで消化管の位置関係を確認した後,ベッドサイドで留置した.

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