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  • 降圧薬と食品[foods influencing antihypertensive drug]
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    第10章各疾患の栄養管理

    10-9:降圧薬と食品[foods influencing antihypertensive drug]

    降圧薬と食品[foods influencing antihypertensive drug]
     グレープフルーツ(ジュース)などに含まれる天然フラボノイドの成分の1つであるナリンジンは,小腸上皮細胞に存在する薬物代謝酵素(CYP3A4)などのトランスポーターの働きを阻害する.そのため降圧薬であるカルシウム拮抗薬は,グレープフルーツなどと一緒に摂取することでその代謝が阻害された結果,血中濃度が高くなり降圧作用が増強する副作用が出現する(参考文献10-9-7).しかし実際には同じカルシウム拮抗薬でも,その種類によってグレープフルーツなどとの相互作用は大きく異なり,増強作用が数倍程度から,ほとんど影響がないものまでさまざまである.表1に主なカルシウム拮抗薬を示すが,これ以外にも後発医薬品(ジェネリック医薬品)が多く上市され,また合剤があるなど複雑化している.相互作用の程度は,医師や薬剤師と密に連携することで情報共有し,そのうえでの栄養指導が重要である.
    表1

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