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キーワードでわかる臨床栄養

第6章栄養療法の実践

6-3:多量ミネラルの必要量の算出[mineral requirement]

多量ミネラルの必要量の算出[mineral requirement]
 ナトリウム,カリウムなどのミネラルは体内で合成できないため,経腸栄養静脈栄養などで,一定量を体外から投与する必要がある.ミネラルの含有量が少ない場合には欠乏症に,また,多すぎる場合には過剰症になるので注意を要する.「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では,目安量や推定平均必要量などが提示されており(表1),経口・経腸栄養時には参考になる(参考文献6-3-3).また,ASPENのガイドラインでは,経腸栄養静脈栄養での推奨量が示されている(参考文献6-3-6).実際には病態に合わせて増減し,血清濃度などでモニターする.
表1 成人のミネラル

(文献6-3-3,6-3-6をもとに作成)

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