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  4. 第4章 4-1:日本人の食事摂取基準(2010年版)

第4章各栄養素の必要量と投与量

4-1:日本人の食事摂取基準(2010年版)

 日本人の食事摂取基準は、健康な個人または集団を対象としている。その目的は、健康の維持・増進、生活習慣病の予防とし、エネルギーや各栄養素の摂取量の基準を定めたものである。しかし、エネルギーや各栄養素の望ましい摂取量は個人によって異なり、個人内でも変動する。そのため、本当に望ましい摂取量を算定することが困難であるため、確率論的な考えを導入している。
■1 エネルギー
 エネルギーにおいては、体重に変化がない場合、摂取エネルギーと消費エネルギーが釣り合っていると考える。消費エネルギーは個人の身長体重・年齢・性別・身体活動量などにより異なる。食事摂取基準では二重標識水法を用い、さまざまな年代の日本人にて消費エネルギーを推定した。
■2 栄養素
 34種類の栄養素が対象となっている。栄養素においては、摂取不足に関連する項目として「推定平均必要量」(estimated average requirement:EAR)、「推奨量」(recommended dietary allowance:RDA)、「目安量」(adequate intake:AI)、過剰摂取に関連する項目として「耐容上限量」(tolerable upper intake level:UL)が設定されている。また、生活習慣病の一次予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量として「目標量」(tentative dietary goal for preventing life-style related diseases:DG)が設定されている。これらの概念を図Ⅰに示す。
 活用上では、不足と過剰に関する指標を守り、そのうえで目標量に配慮する。

●「推定平均必要量」(EAR)
当該集団に属する50%の人が必要量を満たすと推定される量のこと。
●「推奨量」(RDA)
当該集団の97〜98%の人が充足している量のこと。推奨量は、[推定平均必要量×(1+2×変動係数)=推定平均必要量×推奨量算定係数]として算定された。
●「目安量」(AI)
当該集団における栄養状態を維持するのに十分な量のこと。「推奨量」が算定できない場合に限って算定する。
●「耐容上限量」(UL)
健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限量。
●「目標量」(DG)
生活習慣病の一次予防を目的として定められた量。ここでの生活習慣病とは、循環器疾患(高血圧、脂質異常症、脳卒中、心筋梗塞)、がん(とくに胃がん)を対象とし、脂質(脂肪酸)、コレステロール、炭水化物、食物繊維ナトリウム(食塩)、カリウムについて策定された。

 食事摂取基準では、年齢階級別に策定されているが、各階級には、平成17年および平成18年国民健康・栄養調査での身長体重の中央値を用いている。この身長を基準身長体重を基準体重としている。
 本稿では、成人の食事摂取基準を中心に記載した。
図Ⅰ

図Ⅰ●食事摂取基準の各指標の概念図



【執筆】栢下淳氏
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