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第5章栄養と免疫、および生体防御機構

5-2:消化管と免疫

 腸管は口から肛門に至る1本の管であり、成人では小腸と大腸を合わせて7mの長さに達する。腸管は食物を消化し栄養素を吸収する器官である。また、腸管粘膜には腸管関連リンパ組織が存在し、粘膜固有層(lamina propria:LP)や腸管上皮細胞間にも多数のリンパ球が認められる(粘膜固有層リンパ球腸管上皮細胞間リンパ球)。これらのことから、腸管は体内最大級のリンパ器官であると言っても過言ではない。
 腸管粘膜の表面積は膨大であり、成人では400m2と見積もられている。腸管粘膜は普段からさまざまな抗原と接しており、腸管の多くの免疫担当細胞は活性化された状態にあるが、通常は腸管粘膜に炎症は起こらない。すなわち、腸管内に存在する大多数の無害な抗原(食物抗原や常在性腸内細菌)に対する免疫応答は抑制されている。一方で、腸管内に侵入する有害な抗原に対しては速やかに免疫応答が誘導される必要がある。このような二面性が腸管免疫の最大の特徴といえる(図Ⅰ)。しかしながら、何らかの原因により無害な抗原に対する不応答性が破綻し過剰な応答が引き起こされると、食物アレルギーや炎症性腸疾患(8-10:炎症性腸疾患参照)を発症すると考えられる。
図Ⅰ

図Ⅰ● 腸管内抗原に対する宿主の応答(クリックで拡大します)
経口摂取された食物成分に対しては免疫寛容が誘導され、常在性腸内細菌は体内に侵入することがないため通常は免疫系に異物として認識されない。これに対し、病原細菌は細胞内や上皮細胞の漿膜側に侵入し、細胞表面のレセプター(TLRなど)、細胞内のレセプター(NODなど)に認識され免疫応答を誘導する。



【執筆】南野昌信氏
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