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“嚥下障害”へのケアとして、
大事なポイントは?

“誤嚥”を“肺炎”に発展させない
3つの方法

誤嚥を誤嚥性肺炎に発展させない予防策として、3つの方法があります。一つは、口腔内を清潔に保ち、細菌の少ない口を保つこと。もう一つは、誤嚥そのものを減らす工夫をすること。そして最後は、体力をつけること。たとえ誤嚥しても、強い咳で吐き出す力や細菌感染に対する体力・免疫力があれば、肺炎のリスクは低下させられます。できるところからしっかり取り組んでもらうことが大切です。

誤嚥性肺炎の予防策

  • 【1】口腔内を清潔に保つ
  • 【2】誤嚥を減らす
  • 【3】体力をつける

誤嚥性肺炎の予防策

【1】
口腔内を清潔に保つ

口腔ケアが不十分な場合、口腔内の細菌が飲食物や唾液に付着した状態で誤嚥してしまうことがあり、肺の中で炎症が起こりやすくなります。⻭だけではなく、舌、⻭ぐき、頬、上あごなどの汚れも見逃さないようにしましょう。特に、夜は口腔内の菌も繁殖しやすいので、寝る前は念入りにケアしましょう。

【2】
誤嚥を減らす

誤嚥性肺炎に発展させないためには、誤嚥そのものを減らす工夫が必要です。ご家庭でも実践できる、3つの方法をご紹介します。
誤嚥を減らすには・・・
  • ① 食べる時の姿勢や角度に気をつける
  • ② 食形態を工夫する
  • ③ 交互嚥下を取り入れる

① 食べる時の姿勢や角度に気をつける

体や顔が傾かないようにクッションやタオルなどを使って支えましょう。アゴを引いて頸部前屈の姿勢をとりましょう。

② 食形態を工夫する

嚥下障害の方にとって、飲み込みにくい食品があります。誤嚥を避けるため、飲み込みやすさの3つの条件である「やわらかい・まとまりやすい・ベタつかない」をクリアしたテクスチャーになるよう、工夫してみましょう。
● 飲み込みにくい食品
サラサラした液体
お茶
汁物
ジュース
水やお茶などのサラサラした液体は、速く流れてしまい、飲み込みにくい食品です。
まとまりにくい食品
かまぼこ
ゴボウ
ちくわ
かむと小さなかけらになるものは、食塊としてまとまりにくく、飲み込みにくい食品です。
水分が少なく、パサパサした食品
パン
カステラ
焼き魚
ゆで卵
口の中でバラけやすく、飲み込みにくい食品です。
ベタベタと粘りの強い食品
団子
口の中にベタベタ貼りつきやすい食品です。
● 飲み込みやすさの3つの条件
● 条件をクリアしたテクスチャー
嚥下障害の方にとって、料理や飲み物にとろみをつけたり、ゼリーにしたりすることが飲み込みやすい食事につながります。片栗粉やゼラチン、寒天などは買いやすく、なじみのある調理素材ですが、デメリットもあります。嚥下障害の方に提供する食事には、医療機関や介護施設などで利用されている専用のとろみ材、ゲル化材を選ぶことをおすすめします。

専用のテクスチャー改良材や
栄養補助食品の活用

家庭で病態に合わせた食事を準備する場合、専用のテクスチャー改良材を使って、ひと手間を加えると食べ慣れた家庭の味を嚥下食にできます。成形を工夫することで、見た目もおいしい嚥下食も可能に。お誕生日や記念日に、ご家庭の味や好みのメニューから、嚥下食づくりにトライしてみるのも良いでしょう。とろみをつけたり、ゼリーにしたり、毎日の食事作りが負担な場合は、医療機関で利用されている「栄養補助食品(スマイルケア食の赤色表示のあるもの)」などをうまく活用してみましょう。

③ 交互嚥下を取り入れる

誤嚥を防ぐための方法の一つに「交互嚥下(こうごえんげ)」があります。食事と嚥下サポート用のゼリーなどを交互に摂取することで、のどに残る残留物をゼリーがからめ取り、洗い流してくれます。これを繰り返すことで誤嚥を防ぐことができます。
食事と一緒に使うのはコレ!
えん下困難者用の水分補給ゼリー。食塊としてまとまりやすくベタつきにくいクラッシュゼリーで、ノンカロリー。

【3】
体力をつける

誤嚥しても力強い咳で吐き出す力や細菌感染に対する体力・免疫力があれば、少量の誤嚥で肺炎になることはありません。誤嚥を予防する工夫とともに、十分な食事などでの体づくりをすることで、「誤嚥」を「肺炎」に発展させないことが大切です。
体力をつけるには・・・
  • ① 「深い呼吸」を意識する
  • ② 栄養をしっかり補給する
  • ③ 水分を補給する

① 「深い呼吸」を意識する

呼吸機能が働いていれば力強い咳で誤嚥した物を吐き出せます。呼吸筋を使うよう、深呼吸などをして胸を広げる運動を取り入れましょう。

② 低栄養を予防! 栄養をしっかり補給する

嚥下障害の方の栄養不足には、少量×高栄養の食品がおすすめです。肉や魚の代わりに「たんぱく質補給食品」、野菜の代わりに「ビタミン・ミネラル補給食品」など、用途に応じてさまざまな製品があります。少しの量で効率的に栄養が補給できるので、食べる方の負担も軽減できます。
嚥下食は「少量x高栄養」がポイント 嚥下食は「少量x高栄養」がポイント

③ 脱水を予防! 水分を補給する

まずは1日の必要水分量を把握しましょう。嚥下障害でむせた経験から水分摂取を嫌がる場合もあります。水分補給の時間を決めて十分な水分補給ができるようにしましょう。
水分摂取タイムスケジュールの例
水分摂取タイムスケジュールの例

えん下困難者用食品が便利!

とろみのついた飲料の食感が苦手な方、外出時にも便利。ゼリー飲料はベタつかずなめらかな食感で、とろみをつける手間がなく、使いやすくておすすめです。

えん下困難者用食品が便利!

とろみのついた飲料の食感が苦手な方、外出時にも便利。ゼリー飲料はベタつかずなめらかな食感で、とろみをつける手間がなく、使いやすくておすすめです。

嚥下障害の基礎知識 嚥下障害の基礎知識 特定用途食品えん下困難者用食品とは? 特定用途食品えん下困難者用食品とは?

とろみをつける
調理素材

● 片栗粉

メリット メリット
スーパーマーケットなどで販売されており、手に入りやすい。
デメリット デメリット
片栗粉でつけたとろみは、口腔内で唾液のアミラーゼ(酵素)により分解されて、サラサラに戻ってしまう。

● 専用のとろみ材

メリット メリット
医療機関でも選ばれているので安心。
デメリット デメリット
販売店が限られており、手に入りにくい。通販での購入が主流。

ゼリーにする
調理素材

● ゼラチン

メリット
スーパーマーケットなどで販売されており、手に入りやすい。
デメリット
ゼラチンで作ったゼリーは20゚C以上になると溶け出してしまうため、食事や飲み込みに時間がかかる場合には、室温や体温で溶けてしまうことがある。

● 寒天

メリット
スーパーマーケットなどで販売されており、手に入りやすい。
デメリット
寒天は噛むと小さなカケラになり、口腔内でうまくまとまらない場合も。

● 専用のゲル化材

メリット
医療機関でも選ばれているので安心。
デメリット
販売店が限られており、手に入りにくい。通販での購入が主流。
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