2026年02月24日
東日本大震災の発生からまもなく15 年。近年も能登半島地震や鹿児島県トカラ列島群発地震など、大規模な自然災害が相次いでいます。こうした災害時には『衣食住』の確保が容易ではありません。なかでも命をつなぐ『食』の支援は早急に行われるものの、避難所で提供される非常食の多くは飲み込み(えん下)に問題を抱える方にとって、安全に食べることが難しいという課題があります。
約60年以上にわたりえん下補助食品や栄養療法食品などを開発・製造・販売してきたニュートリーは、『食』の面から被災地を支援してきた経験を通し、この問題に着目しました。
このページでは、えん下に困難がある方に焦点をあて、災害時に直面する問題、備蓄品を選ぶポイント、日頃からどのように備えておくべきかについて、専門家の見解を交えた情報をお届けします。
令和6年の能登半島地震では、災害関連死として報告された方のうち80歳以上が約82%※を占めました。死亡原因には誤えん性肺炎や食べ物による窒息も含まれます。高齢者は慣れない避難生活で強いストレスを受けると体力が消耗し、それがえん下機能の低下へと繋がりやすくリスクが高まります。このような事態を防ぐためには十分な栄養を摂取し体力を維持する事が重要となりますが、非常食の食形態が高齢者の食べる能力と合っていないことが多いため、適切に食べられないという問題が発生します。
※出典:内閣府政策統括官(防災担当)付 避難支援担当参事官室「令和6 年能登半島地震 災害関連死事例集」令和8 年1 月
一般的な非常食や支援物資は、パンやクッキーなどの"ぱさぱさ"したもの、おにぎりなど"パラパラ"したものが多くを占めます。飲み込むことが難しい方にとってこれらの食品は食べにくく、また、むせてせき込んでしまうのが嫌で食事を避け、結果的に栄養不足に陥るケースがあります。特に高齢者はサルコペニア(加齢に伴う筋肉量の減少)や、フレイル(心身の機能が弱まる状態)になりやすく、栄養不足はそのリスクをよりいっそう高めます。
災害時の食事にまつわるさまざまなリスクを避けるためには、飲み込みやすさの3 つの条件「やわらかい、まとまりやすい、ベタつかない」を満たす食品を備蓄することが大切です。こうした食べやすさへの配慮は、むせのリスクを減らし、安全に食事を続けることに繋がります。
なお、非常食は炭水化物に偏りやすく、避難生活が長引いた場合には体調を崩す原因になりかねません。不足しやすいたんぱく質やビタミン、ミネラルを意識し、栄養がバランスよく配合された補助食品なども組み合わせて備えておくと安心です。
避難生活で強いストレスを受けると、食欲もなくなりがちです。そんな時、食べ慣れた食品を食べることができれば負担軽減につながります。そこでおすすめなのが『ローリングストック』という備蓄方法。非常食になる食品をやや多めに買い置きし、賞味期限の古いものから順に消費しながらその分を買い足すことで常に一定量の食品を家庭で蓄えるやり方です。
なお、農林水産省が公開している「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」では、『災害時は特殊食品が手に入りにくくなることが想定されるため、平時から少なくとも2 週間分を備蓄すること』を推奨しています。
普段の安心を非常時にも。えん下困難者向け備蓄食品
ニュートリーの製品の中から、飲み込みに問題を抱える方も食べやすく、非常食としても役立つ『えん下困難者用食品』をご紹介します。
●水分補給 「アイソトニックゼリー」
スポーツドリンク系のさっぱり味で、スムーズな水分補給ができるクラッシュゼリーです。えん下困難者用食品の表示許可を取得しています。
●栄養補給 「ブイ・クレスCP10ゼリー」
たんぱく質12g をはじめ、12 種類のビタミン、鉄や亜鉛などのミネラルを配合しています。えん下困難者用食品の表示許可を取得したゼリーです。
●えん下サポート 「ソフティアSUPER S(スーパーエス)とろみ食用」
少量の個包装パッケージは携帯にも便利。食材を選ばずにとろみ付けが可能です。えん下困難者用食品の表示許可を取得しています。
能登半島地震の際に、日本災害歯科支援チーム「JDAT」の一員として活動した
公立能登総合病院 歯科口腔外科 部長 長谷剛志先生のコメント
えん下が困難な状態が続くと、食事が十分にとれないため栄養不足となり、体力が低下して感染症にかかりやすくなります。とくに高齢の方は持病を抱えていることも多く、体調悪化や誤えん性肺炎の発症リスクが高まるため、よりいっそうの注意が必要です。
栄養素については、災害時のような強いストレス下で急速に消費されるビタミンB 群をしっかり補うサポートが欠かせません。実際に栄養補助ゼリーなどを支援物資とともに配布し、栄養補給を行った事例もあります。
水分補給については、避難所ではとろみ材の配給までは行われない場合が多いため、日頃から備蓄しておくと安心です。
さらに忘れてはならないのは『食事は習慣である』ということです。非常食を災害時に初めて口にするのではなく、普段の生活の中で慣れておくことが大切だと考えます。
ニュートリーの取り組み:令和6 年能登半島地震への支援を実施
栄養士会及び石川県などの関連団体と連携して、被災状況に合わせた支援を行いました。
【支援物資】
○栄養補助食品
・ビタミン、ミネラル配合飲料「ブイ・クレス」
・レトルトペースト食「ブレンダー食 ピュレペーストミニ」
○嚥下補助食品
・ビタミン、ミネラル、たんぱく質配合「ブイ・クレスCP10 ゼリー」
・水分補給ゼリー「アイソトニックゼリー」
・ミキサー粥の素「そく粥」、お粥ゼリーの素「そく粥つるり」
約60年以上にわたりえん下補助食品や栄養療法食品などを開発・製造・販売してきたニュートリーは、『食』の面から被災地を支援してきた経験を通し、この問題に着目しました。
このページでは、えん下に困難がある方に焦点をあて、災害時に直面する問題、備蓄品を選ぶポイント、日頃からどのように備えておくべきかについて、専門家の見解を交えた情報をお届けします。
1.誤嚥性肺炎や窒息の誘発
令和6年の能登半島地震では、災害関連死として報告された方のうち80歳以上が約82%※を占めました。死亡原因には誤えん性肺炎や食べ物による窒息も含まれます。高齢者は慣れない避難生活で強いストレスを受けると体力が消耗し、それがえん下機能の低下へと繋がりやすくリスクが高まります。このような事態を防ぐためには十分な栄養を摂取し体力を維持する事が重要となりますが、非常食の食形態が高齢者の食べる能力と合っていないことが多いため、適切に食べられないという問題が発生します。
※出典:内閣府政策統括官(防災担当)付 避難支援担当参事官室「令和6 年能登半島地震 災害関連死事例集」令和8 年1 月
2.食べづらさが招く栄養不足
一般的な非常食や支援物資は、パンやクッキーなどの"ぱさぱさ"したもの、おにぎりなど"パラパラ"したものが多くを占めます。飲み込むことが難しい方にとってこれらの食品は食べにくく、また、むせてせき込んでしまうのが嫌で食事を避け、結果的に栄養不足に陥るケースがあります。特に高齢者はサルコペニア(加齢に伴う筋肉量の減少)や、フレイル(心身の機能が弱まる状態)になりやすく、栄養不足はそのリスクをよりいっそう高めます。
3.飲み込みやすさの条件と備蓄品選択のポイント
災害時の食事にまつわるさまざまなリスクを避けるためには、飲み込みやすさの3 つの条件「やわらかい、まとまりやすい、ベタつかない」を満たす食品を備蓄することが大切です。こうした食べやすさへの配慮は、むせのリスクを減らし、安全に食事を続けることに繋がります。
なお、非常食は炭水化物に偏りやすく、避難生活が長引いた場合には体調を崩す原因になりかねません。不足しやすいたんぱく質やビタミン、ミネラルを意識し、栄養がバランスよく配合された補助食品なども組み合わせて備えておくと安心です。
4.ローリングストックで非常時でも食べ慣れた食事を
避難生活で強いストレスを受けると、食欲もなくなりがちです。そんな時、食べ慣れた食品を食べることができれば負担軽減につながります。そこでおすすめなのが『ローリングストック』という備蓄方法。非常食になる食品をやや多めに買い置きし、賞味期限の古いものから順に消費しながらその分を買い足すことで常に一定量の食品を家庭で蓄えるやり方です。
なお、農林水産省が公開している「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」では、『災害時は特殊食品が手に入りにくくなることが想定されるため、平時から少なくとも2 週間分を備蓄すること』を推奨しています。
普段の安心を非常時にも。えん下困難者向け備蓄食品
ニュートリーの製品の中から、飲み込みに問題を抱える方も食べやすく、非常食としても役立つ『えん下困難者用食品』をご紹介します。
●水分補給 「アイソトニックゼリー」
スポーツドリンク系のさっぱり味で、スムーズな水分補給ができるクラッシュゼリーです。えん下困難者用食品の表示許可を取得しています。
●栄養補給 「ブイ・クレスCP10ゼリー」
たんぱく質12g をはじめ、12 種類のビタミン、鉄や亜鉛などのミネラルを配合しています。えん下困難者用食品の表示許可を取得したゼリーです。
●えん下サポート 「ソフティアSUPER S(スーパーエス)とろみ食用」
少量の個包装パッケージは携帯にも便利。食材を選ばずにとろみ付けが可能です。えん下困難者用食品の表示許可を取得しています。
能登半島地震の際に、日本災害歯科支援チーム「JDAT」の一員として活動した
公立能登総合病院 歯科口腔外科 部長 長谷剛志先生のコメント
えん下が困難な状態が続くと、食事が十分にとれないため栄養不足となり、体力が低下して感染症にかかりやすくなります。とくに高齢の方は持病を抱えていることも多く、体調悪化や誤えん性肺炎の発症リスクが高まるため、よりいっそうの注意が必要です。
栄養素については、災害時のような強いストレス下で急速に消費されるビタミンB 群をしっかり補うサポートが欠かせません。実際に栄養補助ゼリーなどを支援物資とともに配布し、栄養補給を行った事例もあります。
水分補給については、避難所ではとろみ材の配給までは行われない場合が多いため、日頃から備蓄しておくと安心です。
さらに忘れてはならないのは『食事は習慣である』ということです。非常食を災害時に初めて口にするのではなく、普段の生活の中で慣れておくことが大切だと考えます。
ニュートリーの取り組み:令和6 年能登半島地震への支援を実施
栄養士会及び石川県などの関連団体と連携して、被災状況に合わせた支援を行いました。
【支援物資】
○栄養補助食品
・ビタミン、ミネラル配合飲料「ブイ・クレス」
・レトルトペースト食「ブレンダー食 ピュレペーストミニ」
○嚥下補助食品
・ビタミン、ミネラル、たんぱく質配合「ブイ・クレスCP10 ゼリー」
・水分補給ゼリー「アイソトニックゼリー」
・ミキサー粥の素「そく粥」、お粥ゼリーの素「そく粥つるり」
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