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粘度調整食品「REF-P1(レフ・ピーワン)」、韓国全土の病院向けに販売開始

2022年09月26日

  • お知らせ
栄養療法食品を開発・製造・販売するニュートリー株式会社(本社:三重県四日市市、代表取締役 社長 武政栄治、以下、ニュートリー)は、2022年9月末、韓国全土の病院向けに、Daesang life science〈テサン ライフ サイエンス〉株式会社(本社:ソウル特別市、代表者 ソ・フンギョ)を通じて、粘度調整食品「REF-P1〈レフ・ピーワン〉」の販売を開始しました。国内企業が粘度調整食品で韓国に参入するのは初めてです。
液状流動食「NUCARE〈ニュケア〉」などで、韓国の液状流動食市場において高いシェアを持つ同社との提携により、粘度調整食品の販路の獲得、重要性についての啓蒙機会を得ることが可能となります。発売後、1年間で3万袋を出荷し、韓国市場を開拓します。5年後には年間80万袋の販売を目指し、今後、通信販売も予定しています。
粘度調整食品は、嚥下障害の患者さんが流動食を摂取する際の課題解決に貢献する食品です。「REF-P1」は、市販の液状流動食と合わせて使用することで粘度を調整し、液状流動食の摂取時に生じる課題を軽減させます。
ニュートリーでは、2021年12月から中国市場向けに粘度調整食品の販売を開始しており、韓国での展開は日本を含め3ヵ国目となります。需要が高まる韓国市場への「REF-P1」の提供を通じ、嚥下障害の患者さんの栄養摂取に貢献するとともに、アジアにおける栄養療法の普及を目指します。

製品概要
製品名称:REF-P1〈レフ・ピーワン〉 
内容量:90g×27袋/ケース
販売方法:現地販売代理店経由

製品特長
▶ペクチンを主成分とし、カルシウムイオンと反応することで液状流動食をゲル化させる
▶多くの市販液状流動食への使用が可能
▶食物繊維、水分補給にも役立つ

使用方法
1袋(90g)を使用後、カルシウム配合量の多い液状流動食(最大400mL)を使用すると、流動食が"とろり"とした粘度に調整されます。


【販売開始の背景】
嚥下障害は、加齢や脳血管疾患などが原因で発症し、飲み込みが難しくなる(嚥下機能低下の)状態で、患者さんの多くは、経管を通して液状流動食により生命維持に必要な栄養を補給しています。韓国では、2020年に65歳以上が800万人を突破し、今後、嚥下障害を発症する人の増加が見込まれ、経管による液状流動食を必要とする人も拡大すると予想されます。韓国では年間3,400万袋の液状流動食が販売されていますが、うち約25%に下痢症状が発生しているとの報告があり、粘度調整食品の需要は860万袋と考えられます。粘度調整食品の使用により、患者の負担軽減が期待されます。
※韓国統計庁資料


【韓国における嚥下に関するニュートリーの取り組み】
2018年11月、韓国ソウル特別市に韓国支店を開設し、2019年以降、嚥下関連学会を通じて、嚥下障害の診断と治療及びケア方法の確立、医療標準化のためのガイドラインの策定に貢献してきました。市場の創出と拡大の仕組みを構築し、事業を展開する中、日本の医療現場で、嚥下障害の誤嚥防止を目的に使用されている嚥下補助食品「softia(ソフティア)」シリーズの認知獲得及び製品提案を進めています。

▶Daesang life science〈テサン ライフ サイエンス〉株式会社について
1956年に設立したDaesang life science株式会社は、韓国最大の総合食品会社であるDaesang株式会社の系列会社です。健康機能食品と健康関連サービスなど高付加価値のトータル健康事業を通じて成長しており、液状流動食「NUCARE〈ニュケア〉」などで、韓国の液状流動食市場において高いシェアを持っています。


【NUTRI関連ページ】
製品情報「REF-P1(レフ・ピーワン)」

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