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8-10:炎症性腸疾患のキーワード

[5] 下痢による血清カリウム・マグネシウム低下[pottassium・magnesium]

 下痢症状が持続すると、血清マグネシウム値や血清カリウム値は低下する。
① 血清カリウム
 血清カリウム値が1.9mEq/L以下の場合には、非経口的カリウム補給が必要ある。体内カリウム総量のうち98%は細胞内に存在し、細胞外液中には約2%の60〜80mEqがあり、変動が激しい。アシドーシスではカリウムが細胞内から細胞外へ、アルカリ血症ではカリウムが細胞外から細胞内へ、インスリン投与時はカリウムは細胞内への取り込みが促進される。カテコールアミンα作用ではカリウムが細胞内から細胞外へ、カテコールアミンβ作用では細胞外から細胞内へと移動する。溶血が起こると血清カリウム値は高値となる。1日のカリウム摂取量は約50〜100mEqであるが、正常ではその90%以上は尿中に排泄される。2mEq/L以下の低カリウム血症では、筋力低下や呼吸筋機能低下を生じ、横紋筋融解を起こすので直ちに治療を開始しなければならない。
② 血清マグネシウム
 血清マグネシウム値が1mEq/L未満になった場合は、酸化マグネシウムの投与が必要である。尿中マグネシウム排泄量が3mEq/日(36mg/日)以下の場合には、マグネシウム欠乏症を疑う。
 マグネシウムは成人の生体には20〜28g存在し、60〜65%が骨中に、27%が筋肉中に、6〜7%がその他の組織中に、残りの1%が細胞外液中に存在する。カルシウムは主に細胞外に存在するがマグネシウムは細胞内に存在し、リン酸伝達反応とATPが関与する酵素反応系に重要な役割を担っている。経口的に摂取されたマグネシウムは小腸全般で吸収される。ビタミンDや副甲状腺ホルモン(PTH)はマグネシウムの吸収率を高め、高脂肪食では低下する。マグネシウムは腎から排泄され、細胞外液量の増大、糸球体濾過値(GFR)上昇、利尿薬、ジギタリス、高カルシウム血症、成長ホルモン・甲状腺ホルモン・鉱質ステロイド・インスリン・カルシトニンにより排泄が促進される。細胞外液量の減少、GFR減少、PTH、ビタミンDは排泄抑制に働く。低マグネシウム血症では頻脈、不整脈、振戦、テタニー、筋力低下がみられる。マグネシウム欠乏では低カルシウム血症、低リン血症、低カリウム血症などの電解質異常を合併することが多い。マグネシウムが欠乏していても低マグネシウム血症を呈さないこともあるので、尿中マグネシウム排泄量で評価する方がよいともいわれている。
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