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高齢者の水分補給に関するアンケートを実施しました

2012年07月09日

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【概要】
主に病院・福祉施設向けの栄養・嚥下(えんげ)(飲み込み)補助食品を開発・製造・販売するニュートリー(株)は、全国の居宅サービス従事者様(ケアマネージャー様を中心とし、介護士様、訪問看護師様、(管理)栄養士様等)向けに「高齢者の水分補給に関するアンケート」を実施致しました(有効回答数179)。
ほとんどの回答者が高齢者の水分補給を「重要」と考えつつも、「本人が進んで飲まない」「拒否される」「むせてしまう」などの理由から、介助が「難しい」と感じている人が9割を超えました。
猛暑や節電で、高齢者の夏場の水分補給の重要性が叫ばれていますが、介護を受けている高齢者に関しては、「飲ませたいが飲んでくれない」状況にある可能性があります。

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【アンケート回答より抜粋】
1.「水分不足が不安」が95%。
水分補給の現状に関する質問で、「不足しがちで心配な方がいる」「不足しがちで心配な方が多い」「どの方も不足しがちで心配がある」の回答は合計で95%となり、ほとんどの回答者が利用者の水分補給に関して不安を感じていることがわかりました。


2.高齢者の水分補給「重要」が97%。ケアの中でも「水分補給」を重視。
高齢者の水分補給の重要性の認識について問う設問では「非常に重要」(90%)「まあまあ重要」(7%)となり、「重要だが他の介助、ケアと比べて優先順位は高くない」1%、「重要だと思わない、意識していない」2%と比較し、業務の中でも重要視されていることがわかりました。


3.水分補給の介助、「難しい」93%。理由は「進んで飲まない」「拒否される」「むせる」「嚥下(えんげ)困難」。
水分補給の介助について、「たまに難しいと感じる」「難しいと感じる」「非常に難しいと感じる」の回答者の合計は93%となり、「いつもスムースにできる」と答えた割合は5%でした。高齢者の水分補給は「非常に重要」だが「難しい」と感じている人が多いことがわかります。
また、「難しい」と感じる理由としては(複数回答)、上位から本人が進んで飲まない・・・30.1%、飲ませようとしても拒否されてしまう・・・21.9%、むせてしまう・・・17.2%、嚥下困難・・・15.5%、となり、自由記入欄のコメント欄には「トイレを気にして飲んでくれない」「本人の自覚が無い」「誤嚥・むせが心配」などの記述が目立つ結果となりました。


4.高齢者の水分補給には「とろみをつける」「ゼリーにする」「市販のゼリーを使用」。
そのような状況下で、水分補給のために利用しているものを問う質問では、「飲料にとろみをつける」36.6%、で最も多く、「市販の水分補給ゼリーを使用」25.3%、次いで「飲料をゼリーにする」20.8%となりました。


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この調査結果の引用をご希望の場合は、以下までお問い合わせください。
ニュートリー株式会社 東京支店
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