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[3] 動脈硬化症[atherosclerosis]
動脈壁の柔軟性や弾力性が低下して、硬化壁が肥厚して内腔が狭くなることを動脈硬化という。動脈硬化により種々臓器に供給される酸素や栄養が不足する。さらに、血栓が生じると、急激な血行障害を起こすために、生命が危険な状態にさらされる。心臓冠動脈では狭心症や心筋梗塞、脳血管では脳梗塞、下肢血管の動脈硬化では、歩行時の足の痛み、腎動脈では高血圧や腎機能の低下が起こる。
動脈硬化の発症は、LDLコレステロールの内膜への侵入および活性酸素や炎症などによる内皮細胞の障害が原因となる。内皮細胞障害により、白血球や血小板が接着し、動脈壁の内膜ではマクロファージによる酸化LDLの貪食、泡沫細胞形成、などが起こり進行していく。動脈硬化危険因子には高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙、家族歴、高ホモシステイン血症、低HDLコレステロール血症、ストレス、加齢などがあげられる(
図2)。
図2●メタボリックシンドロームにおいて動脈硬化を来す病態
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