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[1] 肥満[obese]
内臓脂肪型肥満が最も重要で、その結果として、多数の危険因子が重なってくる。日本人では、
BMIが25以上であり、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者の比率は、20歳以上において男性21.2%、女性10.5%、予備群と考えられる者の比率は、男性24.3%、女性7.1%であった。
40〜74歳でみると、強く疑われる者の比率は、男性24.4%、女性12.1%、予備群と考えられる者の比率は、男性27.1%、女性8.2%であり、40〜74歳男性の2人に1人、女性の5人に1人であった。
脂肪細胞は生理活性物質(アディポサイトカイン)を分泌し、これらは種々の病態に関与している(
図1)。アディポネクチンは、糖尿病や
動脈硬化症を予防する効果があり、
BMIや内臓脂肪量が増加するにつれ分泌は低下する。メタボリックシンドロームでは血中アディポネクチン濃度が低値であり、アディポネクチン濃度が高いと心筋梗塞や糖尿病の発症が低下する。反対にレプチンや腫瘍壊死因子α(
TNF-α)などの
炎症性サイトカインは増加する。
図1●メタボリックシンドロームの病態に影響を与えるアディポサイトカイン(クリックで拡大します)
FFA:free fatty acid(遊離脂肪酸)、LPL:lipoprotein lipase(リポタンパクリパーゼ)、CETP:cholesterol ester transfer protein(コレステロールエステル転送タンパク質)、TNF-α:tumor necrosis factor-α(腫瘍懐死因子-α)、PAI-1:plasminogen activator inhibitor1(プラスミノーゲン活性化タンパク因子1)、HB-EGF:heparin binding epidermal growth factor(ヘパリン結合性上皮細胞成長因子)、CRP:C creactive protein(C反応性タンパク)
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