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[4] BMI[body mass index]

 身長と実測体重から算出される体格指数である(表7)。WHOやNIHではBMI22がすべての有病率、死亡率が最も低いという統計的事実をもとに、標準的な体格とされているが、数年ごとに見直しを行っていることもまた事実である。特に、最近の統計学的検討によると75歳以上の高齢者についてはBMI18付近に最もリスクが高いことがわかってきた。したがって高齢者の場合は肥満や過体重のリスクもさることながら、低体重の危険性についても考慮しなければならない。一般的に年齢に伴い除脂肪体量が減少するため高齢者においてはBMIが体脂肪の指標としては適当でなく、過体重リスクが過大評価される傾向にあることに注意すべきである。しかしながら、簡便に算出される指標であるため栄養療法においては通常の場合には頻用される指標である(参考文献1-5-3)。
 表7に示すように、身長のみわかれば標準体重の推計が可能であり、これから%標準体重を算出できる。また、栄養療法においては投与エネルギーをはじめとする各種栄養素の投与量を標準体重(理想体重とほぼ同義)をもとに算出するため大変有用な指標である。一般的にはBMI 20未満の場合に何らかの栄養障害の可能性を疑い詳細な検討を要する。さらに、BMI 18未満の場合には積極的な栄養療法を直ちに行う必要があると判断される。

 これまで述べてきた、身長、体重、BMIを用いて栄養障害のスクリーニングを行う簡便な方法として次にのべるMUSTが提唱されている(BAPEN、 2003)。MUSTもSGAの範疇に属するものではあるが各項目をスコア化することによって、これまで判定する側の主観に頼っていた部分のばらつきを修正しようとする試みと理解される。

BMI(body mass index)
BMIは肥満の判定に用いられる体格指数
BMIの計算式:[BMI=体重(kg)/身長(m)2
(例:170cm、65kg):65÷(1.7×1.7)=22.5
標準体重
WHO、NIH、日本肥満学会等ではBMI=22を標準体重としている。したがって、標準体重(理想体重)は次の式で求められる。
[標準体重=身長(m)×身長(m)×22]
(例:170cm):1.7×1.7×22=63.6kg

表7●BMI(body mass index)について

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