ニュートリーの製品に込められた経営者の想い

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Go over the wall

壁を乗り越えることの人生における意味

オリンピックで日本選手を応援する時、
その感情移入は自分でも異常だと思う。
なぜこんなに勝利に意味を感じるのか?
おそらくそれはその選手たちが
何かの壁を越えようとしていることへの絶賛なのだと思う。
そしてその人がその壁を乗り越えた時、見守る人々はその人のことを
I like you. I need you.と言ったり思ったりし、
超えた本人は皆がそう思っていてくれているということを肌身で感じ
この上ない喜びを感じるのだと思う。

人はどの年代にあっても、どんな立場の人であっても
その越えるべき壁がいつも存在し、かつそれを必要としているのだと思う。

私も49年間、さまざまな壁を乗り越えてきた。
思い悩み思い巡らし、壁に何度もぶつかりその度その壁を見つめながら
どう乗り越えてやろうかと手薬煉ひいた。

思えば幼少時代から多感な時期まで、
私はよく本当の壁に向かってボールを投げていた。
何を考えながら投げていたかは忘れたが
毎日のように眠気が襲ってくるまで投げ続けた。
薄明るい電灯のそばでブロック塀に向かって投げていた。

大学時代に入るとボールはテニスボールに変った。
ラケットを持ってアパートの近くにあった駒沢公園まで通った。
これもやはりいつも夜中だった。
素晴らしくでかい壁と電灯がいつも僕を迎えてくれた。

それらの記憶はまるで音楽のように、
その当時の甘酸っぱい思い出と涙が混じったような旋律が
胸の鼓動と同期する。

越えてきた壁の数だけ人は成長するのだと思う。
その壁の一つ一つは、大切な思い出と戦利品と共に今の自分と繋がっている。

ここ何年か前から気になっていることがある。
この日本から、ボールを投げつけても誰にも叱られることのない壁がなくなっている。
あの駒沢公園の壁はどうなっているだろうか?

少なくとも我社の本社のある四日市で
夜中に黙々と壁にボールを投げている若者は見かけない。
そんなブロック塀が存在しないのだからそれも致し方ない。

そう気付いてから数年後の今月、やっと壁の公園が完成した。
我社の敷地の入り口付近に作ったので、誰でも出入り可能だ。
その公園の名は「The Wall Park」。
よっぽどのことがない限り誰にも叱られることはないので
安心して使ってほしい。
そして照明も点いているから夜中でもオッケーだ。

完成風景写真

完成風景写真

ニュートリー株式会社 代表取締役社長 川口晋 〈文〉

2012年8月

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