ニュートリーの製品に込められた経営者の想い

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栄養療法メディカルニュートリションってなんだ?

人は、2週間、飲み食いをしなければ、命を落とすといわれている。
さて、この「飲み食い」の正体とは、いったい何なのか?

その回答は全く持って、簡単ではない。
それは「栄養学」「衛生化学」「医化学」「生化学」という、学問の守備範囲であり、
とても数十年で答えの出るものではない。
言い換えれば、その答えは、生命現象すべての記述を指すと言える。

現代人の多くは、この「飲み食い」をしすぎている。
したがって、しすぎたことによる弊害もまた大きな問題を抱える。
飲食物が生体内で起こす現象を代謝と言い、英語で「メタボリズム」という。
そして、その過剰の「飲食物」がもたらす弊害は、
最終的には、不可逆的な病的イベントを引き起こす。

それが、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病性腎症、脂肪肝による肝硬変などである。
主に、そうなってしまわないように、「飲食物」の摂取量やその種類をコントロールする方法を「食事療法」という。
逆に、そういった病的状態に陥ってしまった人に対して、
その病態に適した栄養素を積極的に摂取し、疾病治療に役立てようとする方法を「栄養療法」あるいは、
「メディカルニュートリション」という。

現在、この「栄養療法」は、日本のみならず、世界中の医療現場で普及し、医療の大切な一部となっている。
たとえば、術後の床ずれの予防・治療や、がんの化学療法・放射線療法施行時の副作用低減などの目的でも
栄養療法は盛んに行われている。

さて、その栄養を摂取する方法は、
1. 口から食べ、飲み下す
2. チューブを通し、胃腸へ注入する
3. 完全に調整された栄養剤を直接、血液中へ注入する

さらに、この分類中でも細分化される。

したがって、栄養療法には、病態に応じた適切な栄養素の摂取という「縦のグリッド」と、
栄養の摂取方法という「横のグリッド」があり、その組み合わせは膨大である。

  病態A 病態B 病態C ・・・
経口栄養 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
チューブ栄養 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・
静脈栄養 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

考えてみてほしい。
目の前にある全く粗雑な食べ物。

例えば、ひじきの煮物、レタス、砂肝、厚揚げ、うに、玄米…
これらのものを私たちは、胃で消化し終わったのち、
そのエキスの中から、私たちにとって、必要なものを選び出し、
一回の食事のために特別にあつらえた、とても複雑な輸送経路を通って、
血中へ送り、組織内に取り込まれたのち、
完全に生体に調和した状態へと生合成されてゆく。

そして、その輸送経路の担当組織である腸上皮細胞は毎回脱落し、
次の食事のために、新たに作られる。

これらの生命現象は、生命誕生36億年の進化の集大成と言える。
その研究は、物理学者が望遠鏡で、宇宙観察するのに似ている。
現在、本邦において、この栄養療法の研究が盛んに行なわれている。
最も大きな学会は日本静脈経腸栄養学会という。
学会員3万人を擁し、年に一度の総会には、1万人が訪れる。
しかもユニークなのが、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、
理学療法士、言語聴覚士など、すべての職種が参加する。
「チーム医療」の代名詞と言える学会になっている。

その他、病態栄養学会、日本外科代謝学会、臨床栄養学会など、
栄養関連の学会はたくさんある。
これからの超高齢社会と、高騰する医療費を前に、
「スマートな医療の実現」のためにも、
この栄養療法「メディカルニュートリション」に期待したい。

栄養療法について、以下のURLより、映像でご覧になれます。

「メディカルニュートリション 栄養療法の世界」
/nutrition/about/index.html

ニュートリー株式会社 代表取締役社長 川口晋 〈文〉

仲條順一 〈イラスト〉

2012年6月

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